このブログでは、人生や子育てに効く本について、時折まとめていきたいと思う。
大切なのはアウトプット、なにより練習である。
好奇心には2種類ある
1.知的好奇心
字のごとく知的な好奇心である。もっと深く知りたい、知識を深めたいという欲望。
2.拡散的好奇心
知的好奇心とは異なり方向性を持たない好奇心。
赤ん坊が目につくもの全て口に入れたがるように、対象を目まぐるしく変えるものである。
誰しもが、拡散的好奇心のなかから、知的好奇心を深めていく。
現代社会で拡散的好奇心を満たすのは簡単である。
早い展開で画面が切り替わるテレビ番組、
YouTube動画、
指先1本でいろんな情報を旅できるTwitterやInstagram Facebookの世界。
もしあなたが自分の子供を将来AIにとって変わられるような人間に育てたくないのであれば、
単純作業や指示に従うだけでなく、自ら疑問を持ちアイデアを生み出せる人間に育てたいのであれば、
目指すべきは知的好奇心に満ちた子供を育てることである。
子供の知的好奇心を育てる3つのポイント
1. 子どもの指差しや喃語を見逃さない
子どもにとって初めての好奇心の芽は、乳児期から始まっている。
子供が何かを指差す時、あうーと声を出す時、
あなたが「それは○○だよ」と答えれば、
子どもは指を指すことによって新しい情報を知る、という遊びを楽しむことを覚える。
もしあなたがそのサインを無視し続けたら、子どもはそんな興味をうしなってしまうだろう。
子どもがいたずらをする瞬間、それは大きなチャンスだ。
2. 子どものチャレンジを見守る
こんな実験があった。
あるスラム街にすぐ子どとたちに一種の文献が調べられるパソコン与えた。彼らは満足な教育も受けていなかったが、すぐにパソコンの使い方覚え、文献を読むことを楽しんだ。
しかし文献の内容までは学習が及ばなかった。
一方別のスラム街の子どもたちに、同様の実験をした。
今度はパソコンと一緒に大人を1人つけた。取り立てて知識のない大人である。
すると子供たちの学習は文献の内容まで進んだのである。
知識を与える必要はない。悩んで挑戦する姿をそばで見守ってあげよう。
3. 図鑑を開こう
どんな疑問もGoogle先生に聞けば一瞬で解決する時代である。アナログ辞書を引くことができない子どもも多いだろう。
しかし好奇心を育てる上で大切な要素の1つとして
「知らないことを知っている」ということが挙げられる。
すべてのことを知っていると思っている人間は、それ以上のことをしようと言う気にならないからだ。
図鑑を開くと、調べたかったことの次のページにはあなたがまるで知らなかったことが載っているかもしれない。
もちろん調べたいことを効率的に調べられると言うスキルも大切だ。しかし、努力を要して学習した事はもうに定着しやすいと言うデータも出ている。
幼少時は多少の苦労して幅の広いことを学んでいくほうがいい。
終りに
子育てに効く、と冒頭に書いたものの、これらのアドバイスは私は大人こそ実践していくべきものと思う。
何より歳をとるほどこれらの努力は認知症予防にもつながる。
われわれの脳死ぬまで成長を欲するのである。