子どもを歩かせて育てる3つのメリット

こどもとスクスクLAB

こんにちは、なかむら(@MinmachiBuho) です。

人間の心と身体の発達、障害予防の専門家である理学療法士の端くれとして

子育てや大人のカラダケアに役立つ情報等もアップしていきたいと思います。

 

現代社会は情報に溢れていて、誰でも簡単にスマホからアクセス出来る時代。

それだけに真偽が怪しい情報もありますね。

特に子育てに関しては不安を煽るものも多くあるような気がします。

しかし、キチンとした基礎知識を身につけていれば、ある程度は自分で情報の真偽や精度を判断することが出来るようになるはず、

カラダのメカニズムや発達について学ぶことは、自分の生活見直しにも繋がります。

ということで第一弾

歩くこと のメリット

とは!

このブログではあくまで、

「人間の発達」に焦点をあてて議論を展開していきます。

倫理的にはこう!それはするべきではない!そういう話ではないんです。それをまずは確認して、先へ進みましょう。

 

乳幼児〜幼少期の子どもをたくさん歩かせることのメリットとは

1.体力がつく

 

これは、想像つきますよね。

 

「子どもって体力に溢れているもんじゃないの?」

 

そうではないんですね。文部科学省の発表している、子どもの体力データを参照してください。年々総合的な体力が低下していることがわかります。

 

体操教室に通わせるとか、そういことではなくていいんです。お金のかかることではなくて、まずはたくさん歩かせよう。小まめにでも構いません。

 

2.土踏まずが形成される

土踏まず、ありますよね?足つぼで押されると痛い、あれです。

こちらの画像のように、足の裏にはたくさんの細かい関節や筋肉がついています。

足は我々の全体重が持続的にかかるとても大切な部分。

土踏まずによって、足が一番しなやかに、かつ効率的に力が発揮できるようになります。

皆さんのお子さんの足を見てみてください。

土踏まず、ありませんよね?

 

「ウチの子、扁平足なの?!」なんて、驚くことはありません。人間誰もが扁平足で生まれます。

足の関節がしっかり形成されるのが7-8歳頃までと言われています。

この間に、足の裏の筋肉をちゃんと育ててあげることが大切です。

 

そのためには、デコボコ道や坂道、裸足での活動もとても大事になります。

足を守るためにいい靴を履かせるのは、大人向けの対処法と言えますね。

 

もちろん、体質などによってハイカットの靴等を履いた方がいい場合もありますが、大半の子どもはそこまで必要ありません。

 

3.脳の発達に役立つ

これには、2つの側面があります。

 

①有酸素運動を行うことで、脳への血流が良くなる

記憶を司る「海馬」との関連も見つかってきているようですが、筆者は海馬に関わらず脳全般に酸素がたくさん届くようになることの、恩恵は大きいと思います。

私たちも適度な運動をすると、頭がスッキリしますよね?

 

幼少期の子どもはただでさえ、脳の成長によりたくさんの酸素が必要になります。

 

 

② 体験型の感覚を得られる

 

車椅子に乗ったことはありますか?

流れていく景色がいつもと違うような、フワフワした感じになりませんでしたか?

 

人間の視覚は、目で見るだけではなく、自ら動くことにより目で見た画像が立体的な情報として処理されるという性質を持っています。

つまり、ベビーカーに乗って見ている景色と、自分で歩いて見る景色とでは、脳に与える刺激がまるで異なるということです。

車でも、運転せずに何気なく乗っていること、

自分で色んなことに注意を払い、情報を処理しながら乗るのとでは、まるで違いますよね。

 

筆者はなんど助手席や後部座席に乗っても、道を覚えられません。

 

さらに、子どもは道を歩くと同時に色んなものを触り、よりダイレクトな刺激を脳に入れることが出来ます。

 

子どもに色々なことを体験させたいなら、自ら歩かせ、近寄らせ、触らせる!

 

この、自ら というところが大切ですね。

 

 

以上、子どもを歩かせて育てることの大きな3つのメリットを挙げました。

社会的物理的な要因で、ベビーカーに乗せたり抱っこ紐を使うことがメリットになる場合もあるでしょう。

歩かせたりなんてしたら、それこそ大変でデメリット!という気持ちもわかります。

最初に述べたようにこれは、倫理的な問題ではありません。それぞれのメリットをデメリットを見比べて、適切に選んでいけるといいですね。

ちなみに、今まで述べた「子ども」というのは、お座り ハイハイを卒業した、日常的に歩くことを移動手段とする子ども、であるため、まだハイハイ、お座りの子どもに早く歩かせる という点とは異なります。