こんにちわ、かなこ(@MinmachiBuho)です。
子育てに必要不可欠なグッズの代表格といえば…抱っこひも!これ、いろいろあって悩みますよね。
しかもスリングにおんぶ紐との兼用に…最近は某人気ブランドを見かけることが一番多いでしょうか。
ほんとどんだけあんねん…
さて、この抱っこひも選びですが、理学療法士の私としては、どれ使ってもいいんじゃね?というのが率直な感想です。笑
私は子育て経験者ではないので、使用感等は他に譲り、
どのポイントを見て抱っこ紐を調整するか?
を身体の専門家の視点から書いていきたいと思います。
使用者の体に優しいこと

一番は赤ちゃんの体に優しいことじゃないの?

私はテキトーなので、「子育てはする側が楽なのが一番幸せ。子はある程度勝手に育つ」と思っています。親がラクなのサイコー!
というスタンスの専門家です。
何よりも、抱っこをしている側がつらい状況では、抱っこされている赤ちゃんは不安定、かつ不安になります。私たちも、もしフラフラ痛がりながら担ぎ運ばれたら、めちゃくちゃ怖くないですか?
基本的には、「自分が楽、が赤ちゃんの楽!」と思っているくらいが、真面目な日本パパママにはちょうどいいと思います。
左右対称であること
使用者の体の一方にだけ負担がかかりすぎる抱っこツールは
長期間の連続使用により関節や筋肉にも大きな負荷を与えます。
スリング等、片側にのみ負担が多くなるようなグッズを使う際は
左がけ、右がけと交代しながら使用するようにしましょう。
※ちなみに著者が2年間住んでいたグアテマラではこのような大きな布で赤ちゃんを背負います。この形で3歳くらいまでいく。このままグルっと正面に回して授乳も出来て便利。がちっと巻いているためか、赤ちゃんも落ち着くようであまり泣きません。おそらく左右交換なんてしない。(彼らの上半身の強さは現代日本人女性のそれとは違う)
重心が離れないように
腰にかかる負担≠赤ちゃんの体重?!
「負担っていってもたかが10kg、そんなに騒ぐこと?」と言う方がいたら、足の小指をタンスの角にぶつけてもらいましょう。
たかが10kg、されど10㎏です。
ここでポイントになるのが「テコの原理」というもの。こういうやつ→視点から遠いほど軽いものでも重たく感じる、というやつです。
実はこのテコの原理、人間の体にも適応します。
図のような姿勢で赤ちゃんを抱っこしているとします。
細かく計算するとここに使用者の体重や体の角度・・・等いろんな数字が入ってきて訳わからなくなるので(筆者が)ざっくりと計算しました。
なんと、単純計算でも赤ちゃんの3倍!!
いわんや動き回る幼児をや…(白目)。これだけの負荷が、つねにかかり続けることになります。
赤ちゃんを抱くとき、胸骨(乳首の高さにある骨)で抱き寄せるようなイメージで高さを設定するべし。さもなくば肩腰首壊すこと、これ必然なり -かなこ-
まとめ
今回は、使用者の側から見た抱っこひもを調整するポイントを挙げてみました。
使用者の体格によって、上記2つのポイントがクリアできる抱っこひもは違ってくると思います。必要によっては買い替えもありですね。
身体の痛みにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。