こんにちわ、かなこ(@MinmachiBuho)です!
実は産まれたばかりの赤ちゃんも歩く、って知ってましたか?
これを”原始歩行”といいます。
今日は、子育ての息抜きに、ひとスパイスに、原始歩行についてゆる~く学んでいきましょう。
生まれつきの反射のひとつ
原始歩行(Walk Reflex, Step Reflex)は、赤ちゃんが生まれながらに持っている”原始反射”のひとつです。
お母さんの胎内にいるときから少しずつ発達し、生まれた後の準備をしています。
お腹のなかで歩く練習をしていた証拠?!
実は、”歩く”という能力は脳みそで考えて行っているわけではありません。
この、脳の根本にある”脊髄”が責任者になっています。この部分はお母さんのお腹にいる間から少しずつ育っていくので、生まれた直後から赤ちゃんが歩く、という現象が起きるのです。つまり
赤ちゃんはお腹のなかにいる間から、生まれたあとに備えて歩く練習をしている! ということが、少しずつ研究でわかってきています。なんと、1年後を見据えてお腹のなかから練習しているなんて、真面目な赤ちゃんです。
「じゃあ、どうして実際に歩くまでに1年以上もかかるの?」と感じるかもしれませんが、赤ちゃんにとって重力はとっても重たいもの。重力に対抗できる筋力を少しずつ付け、身体を動かす練習をしながら、徐々に実際の歩行へとつながっていきます。
いつまで見れるの?
この原始歩行を含めた原始反射全般は、脳みその外側の部分、主に前頭葉の発達によって少しずつ見られなくなっていきます。赤ちゃんが、自分の動きを自分でコントロールできるようになるためです。
原始歩行に関しては、平均で生後6カ月程度で見られなくなります。
生後半年未満のケアギバーの皆さん、長い人生でこの半年の時を逃さないで!
原始歩行の楽しみかた
原始歩行はあくまでも”歩くような動き”をする反射ですので、実際に歩くわけではありません。
なので、赤ちゃんの脇を支えて体重がかからないようにする必要があります。首が座っていなくても脇のしたから抱えるようにすれば首カックンならないのでOKです。
こんな感じで、動画をとって月面着陸的な感動を味わうもよし、壮大なミュージックをかけるもよし笑ちょっとマイナーな原始反射ですが、期間限定のこの楽しみ、どうぞお見逃しなく!!