こんにちわ、かなこ(@MinmachiBuho)です。
私はこれまで多くの子育て家族、障害児やパパママと関わってきました。
それぞれ色んな事情があり、辛いときや嬉しいときも、極力共有するようにしてきました。
その中で多くのことを学ばせてもらってきたのですが、そのうちの大事なことの一つが
”親がご機嫌なら子は育つ”ということです。
これは、もはや確信に近いです。
私は全ての子育てケアギバーを尊敬しています。育児経験もない私では、24時間365日子どもの命を預かっている方々に頭も上がりません。
そこで今日は、育児経験者ではなく、いろんな子育て・子どもの発達に関わってきた専門家という目線から
お話出来ればと思います。
すべての子どもはめちゃくちゃ”感がいい”
今日はなんだか子どもの機嫌が悪い…特に理由は思い当たらない…
そんなときはありませんか?
障害児を見始めて新人だったころ、しょっちゅうお子さんのグズりや癇癪に振り回されていました。
いつもは素直な子なのに今日は全然いうことをきかない…
ずっと泣いていて何もできない…
ある日、気づきました。
自分の機嫌の悪さが伝わっているんだと。
機嫌が悪いといっても、よく寝られなかった、生理でお腹が痛い、なんとなく気分が乗らない。そんなちょっとした気持ちのムラです。それですら、子どもにダイレクトに伝わっていました。
子どもというのは、幼ければ幼いほど、まして障害があれば尚更、大人に依存して生きざるを得ません。
大人の気分や機嫌に非常に敏感なのは、生きる術ともいえます(そこは空気読んでおとなしくしててくれよ…って感じですけど)。
まぁいいかという最強のおまじない
せっかく遠くから遥々リハビリに来てくれたのに、月に1度の今日をパパママは楽しみにしてくれているのに、泣き続けで何もできないよー!!
と、頭を悩ませたりもしていました。けれど、こちらが焦れば焦るほど、それは返って逆効果で、癇癪は強くなるばかり…なんてこともしばしば。
そういうときに私を助けてくれたのは、 ”まぁ、いっか” というおまじないでした。
「泣いているのは社交性が上がって人見知りが出てきた証拠。賢く育っている証だ!」
「大きい声だして呼吸機能が鍛えられてる!一石二鳥!」
「もうこの時間にパパママの悩み聞いたりおうちの様子をしっかり聞こう~」
なんて、もう泣き止ますこと、言うことを聞かせることをやめました。今日はちゃんとしたリハビリ出来ないでいいやって。
そうすると、自然と泣き止んだり、ちょっとずつこちらに興味を示したりするようになってきました。
そもそもこっちが100点を狙わず、”今日は10点でいいわー”という気構えでいると、15点や20点がめちゃくちゃ高く感じます。
さっきまで気づかなかった子どもの変化が、目に見えるようになったりもします。
ママじゃなきゃダメなんてことはないんだよ
日本は、ママが頑張っている国です。
もちろん、そんなママを支えているパパもたくさんいるでしょう。
だけど、ママじゃなきゃダメ、っていうイメージ、一度ポイっと捨ててみませんか?
ヘルプを出せば、手を貸したいと思ってくれている人は、意外と周りにいると思います。
それは日本の常識かも
育児の常識は国によって違います。もちろん海外の常識をすべて取り入れろ!というわけではありませんが、
もしかしたらあなたの負担も、海外式にしたら減るかもしれません。
たとえば”哺乳瓶の消毒”について。アメリカでは小児科医が哺乳瓶に消毒は必要ないことを提言しています。
新生児や赤ちゃんは感染のリスクがあるため、哺乳瓶を買った初回は消毒が必要です。その後は自動洗浄機の一番上に置くなどすれば、消毒の必要はありません。
参考リンク:https://www.texaschildrens.org/blog/best-practices-baby-bottle-sterilization
海外のパパママはここまでサボっている
日本では当然毎日入れているであろう沐浴ですが、例えばイギリスでは週2~3日でOK!とされています。
もちろんこれは気候の違いもあると思いますが、少なくとも1日でもお風呂にいれなきゃ赤ちゃんや子どもの命に関わる!!!なんてことはありませんよね。
そう、だいたいのことは日本の常識、だったりします。
まとめ
育児を行うということは、私が想像できないほど大変なときもあるでしょう。
そんなときこそ、”頑張らない”でください。
ケアギバーの方がご機嫌でいることが、子どもがすくすく笑顔で育つために一番必要なことです。
自分の好きなことをした方がいいんです。食べたいものを食べたほうがいいんです。
たまには、ガッツリさぼって、愚痴って、人に頼って、カッコ悪くていいんです。
それでもしんどい時は、わたしまで連絡をください。みんなで、育児を分かち合っていきましょう。