↑任地の知り合い家族の家でカードゲーム中。顔の疲れがひどい。
こんにちわ、かなこ(@MinmachiBuho)です。
青年海外協力隊として活動していると、
「現地のお友達たくさんできた?」と日本の友達や家族に聞かれたり
「この前友達と遊んでてさー」と他の隊員から話が出たりで
”なんか、自分も友達つくらなきゃダメなんじゃないか?!”
”友達がいない自分はボランティア失格なんじゃ?!”
と不安になる時期があります。
これはきっと大半の人がなります。私もしばらくこの症状に悩まされていました。
2年間を無事に終えた元隊員だからこそわかる、
「無理に友達をつくる必要がない理由」について解説していこうと思います。
青年海外協力隊≠世界中の人と仲良し
”現地の友達や子どもたちに囲まれて、笑顔の写真”をプロフィールにするのが、一流協力隊になるためには欠かせません。
なぜなら、協力隊は超グローバルかつコミュニケーション能力に長けまくった人間の集合体だからです。
現地の人と仲良くなって一緒にお出かけ、おうちにご招待されて現地の食事を楽しむ…とか、
私も行く前にはそんなイメージをもってました。
しかし、実際に現地に行って身に染みたことがあります。それは
日本でやってなかったことは、任国に行ってもやらない!! ということです。
私はもともと人見知りで、人と仲良くなるのに時間をかけたいタイプ。かつ、休みの日は仕事のメンバーには精神衛生上会いたくない、という人間でした。
それは、どこに行っても変わらず、急に「この町のやつだいたい友達」とはなるわけがねぇって話です。
協力隊になったからって、人間を変える必要はない。
他の隊員と比べず、自分らしさを見つめてください。そもそも、仕事ちゃんとすりゃあ友達作らなくてもいいんだよ。
自分を安売りしなくていい
友達作りを焦るデメリットは2つあります。
①友達つくりたい欲を搾取される
②あやしいやつに声をかけられる
これはどちらも、「とにかく友達つくりたい!ちょっと知り合った人と友達になれるかな!?」とガツガツいきすぎることによっておきます。
最初は現地の文化に慣れておらず、”人懐っこくて良い人”なのか”ただの厚かましいやつ”なのかが区別つきません。
しかし、そもそも初対面くらいの面識でぐいぐい遊びに誘ってきたり、しつこく連絡してくるやつって、日本人だったら怪しいっていうか面倒くさいと思いません?
それ、どこに行ってもそうです。ちゃんとしてる人は、いきなり2人で会おうよ!みたいなこと言ってきません。
私は最初、小さいモールの中に入っているアイスクリーム屋さんにめっちゃしつこく誘われました。多分彼にとっては、かっこうのデートスポットだったんだと思います…。「なんでアイスやねん!行かねえわ!!!」と心の中で毒づいて無視を貫きました。
特に女性は、ホイホイついていくと危険です。
心地よい距離感は人それぞれ
とはいえ、自分の人見知りさには私も最初の数か月、ほとほと嫌気がさしました。
思わずこの↑本を買ったほど。笑 悩んでいたなオイ。
このスタンスは基本的に2年間変えず、相当信頼が置ける人以外とは休みの日に出かけたりもしませんでした。
だってどうせ遅刻かドタキャンされるんだもん…約束しない方がストレスなし。
休みの日は基本的に、部屋でYouTube見てました。パーフェクトヒューマン、日本にいる友達より早く覚えたよ笑
それでも、少しずつ”自分の存在”を認めてくれる人が現れます。
私にとってはそれは同僚、保健省の職員さん、配属先に通っている子どもの家族、日本大好きな空手教室の先生たち…
多分社交的な隊員に比べるとめっちゃ限られたメンバーだったし、割と仕事色強かったけど、その人たちは家族みたいな存在でした(でも休みの日は会わない笑)。
”職場でめっちゃ揉める同僚”から、”友達”になったのは、帰国直前。それまでは、友達関係を楽しんでいる余裕もありませんでしたので。
それでも、私はグアテマラでの周りの人たちとの付き合い方に一片の後悔もありません。
まとめ
いま、「友達ができない…」と悩んでいる現役協力隊員の皆様
これから協力隊になる、「友達できるかな…」と不安に感じている皆様
友達はつくるもんじゃない。いつか必ず信頼できる仲間が出来るから、それまで焦らず目の前のことをやる!!
それが、最終的になんとかなる秘訣かと思います。
がんばっていこー!