こんにちわ、赤ちゃんのときからヨダレが多すぎると評判だった かなこ(@MinmachiBuho) です。
いきなりですが、こんな画像みたことありますか?
なんか、めっちゃキモイやんけー!!
とお気づきのあなた、正解です。キモイよね。
生理学、解剖学あたりを学んだことがある人なら一度は見たことがあるコレ、
パーツ大きいところは神経がたくさん集まっていて、敏感!ということを示しています(左は刺激を感じる神経、右は体を動かすための神経)。
いかに唇・舌が敏感か一目でわかりますね。
実は、人間が感覚を”理解”していく過程の入り口が、全国の大人がお困りの「なんでも口に入れちゃって大変ー!」なんです。

目で見たり、手で触ったりする以前に、赤ちゃんにとって色んなモノをなめるということがとっても大切だよというお話をしていきます
赤ちゃんは口が大切なセンサー
「でも手があるのに何でわざわざ口で…?」と思いますよね。
赤ちゃんは、産まれてすぐに哺乳をしなくてはいけないため、お腹の中にいるときからおしゃぶりをして舌や唇の動きをトレーニングしています。
手は後回し。なので、自由に動かせて、かつ感覚も鋭いのは圧倒的に口なんです。
だから、「あれ?これは何だろう?」と感じたらまずはお口に入れて感覚を確かめます。
我々大人が目で見たり、手で触って感覚を確かめるのと同じ原理です。
まずは口から覚えます
「じゃあ手が使えるようになったら口に入れるのは止めていいの?」
ノンノンノン。
実は、赤ちゃんは 「口が感じた感覚と、手で触ったり目で見た感覚を答え合わせしている」 んです。
赤ちゃんが何でもなめるのを止めちゃいけない理由はコレ!!
私たちは「ザラザラした食べ物」を口に入れたときも、手で触ったときも、もはや触らずに目で見た時も、それが「ザラザラしている」ことがわかりますよね?
これは、口で感じた刺激を、手や目で感じたものと記憶で繋いでいるからなんです。
口でしっかり色んな質感のものを感じておくことで、その後手で触って遊ぶようになったときに、違った感覚を”統合”していきます。
ぬるぬる、ベタベタ、ひんやり…いろんな質感を楽しむためには、赤ちゃんのころに口の中に入れて感じた、という経験が欠かせないんですね!
離乳食の準備をしてる
生後間もない赤ちゃんって、口に何かが触れるとおっぱいが欲しそうにパクパク…ツイツイ…ってしてますよね。
これを”吸てつ反射”といいます。お腹が空いてるからパクパクするわけじゃないんですよ。
赤ちゃんの命を繋ぐこの反射。だけどずっとこの反射があると、離乳食などが食べられません。
しっかりと反射をおさめるために、赤ちゃんはお口を触ったり、色々なものを口に入れたりして練習しているんです。

なんて真面目なんだ!赤ちゃん!
窒息に気をつけよう
とはいえ、何でもかんでも口に入れてしまえる環境、というのは窒息のリスクも上がります。
特に赤ちゃんが動きだすようになってからは、整理整頓を心がけましょう。
「といっても、何が危険かわからない…」と思ったそこのアナタ、耳より情報をゲットしたので是非試してみてください。
それがコレ!ペットボトルのしーんー(ドラ〇もん風)!
この芯の穴の中を通りぬけてしまう小さなサイズのものは、窒息の恐れがあるので赤ちゃんの手が届かないところへ片づけておきましょう。
赤ちゃんのナメナメは汚い!と思って止めがちだけど、意外と体の発達には欠かせないんだよってことがわかりましたね。
海外のサイトを調べていたら、「砂少しくらい食べちゃっても、不味いのがわかるからOK☆」って書いてあったのにはぶったまげました。そのくらい大きく構えておいても、大丈夫だよってことですね。
ちなみに一般的にはなめたおもちゃは使用後の拭き取り、定期的な消毒を勧められています笑。
消毒の仕方はこちらをご参考に☆:https://kosodate-march.jp/toy-disinfection69651/
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