こんにちわ、かなこ(@MinmachiBuho)です。
赤ちゃんグッズの急先鋒といえば、そうこれ!
BUMBO☆
ネットで検索すると、「バンボ いつから」や「バンボ よくない」などのワードが出てきて皆さんの注目のまとであることが伺えます。
しかーし残念ですが、赤ちゃんの身体の構造や発達面からいうと、
圧倒的にデメリットが多い!!!!
のがコレ、バンボです。

バンボが体に悪い?!どうして?!

その理由をわかりやすく解説していくよ
デメリットを理解して、うまく使いこなそう
バンボお座りは”無理に座らされている状態”
バンボに座らせている状態は、赤ちゃんにとっては”座っている”というよりも”無理に座らされている”状態といえます。
その理由を説明していきますね。
”バンボお座り”は発達の順序を乱している
本来、赤ちゃんは仰向け→うつぶせでの運動を通じて、少しずつ首・背筋・腹筋・腕の力をつけていきます。
それに準じて、うつぶせで頭が挙げられるようになり、体を持ち上げられるようになり、力とバランス能力を鍛えながらお座りへと向かっていきます。
これを発達のマイルストーンといいます。
参考:http://blog.dinopt.com/motor-milestones-from-birth-6-months/
つまり、お座りは平均すると5~6カ月以降に獲得していく能力、ということです。
一方バンボ社によると、対象年齢は”首が座るころ(3か月頃)”とされていますが、これはお座りをするには圧倒的に早い段階です。
本来なら、抱っこでお座りをしたり、うつぶせで遊んだり寝返りをするなかで、赤ちゃんは体の感覚を身に着け、腹筋と背筋のバランスのよい使い方を覚えていきます。
その準備が出来ていない状態でお座りをさせると、姿勢が崩れたり、背筋や首の筋肉に必要以上に負担がかかる可能性が高いです。
さらにバンボお座りでは手足で体を支えませんので、体をコントロールするための適切な刺激が入りません。
それだけ不自然な状態で、 赤ちゃんに”体を持ち上げさせ続ける”状態を強いる 可能性があるのが、バンボお座りです。
理想的な”お座り姿勢”ではない
バンボに座ったときの赤ちゃんの姿勢は左のようになっています。(適切な姿勢は右)
参考:http://www.cure-bodytalk.com/article/15557616.html
骨盤が後ろ側に倒れ、腰椎も丸くなっている状態です。この状態は適切な姿勢ではなく、首や腰に負担が大きくなります。
バンボは座らせたとき、猫背になったり、肩をすくめて首が見えなくなりやすいのですが、これは不適切な姿勢といえます。
よって、お座りが出来るようになった赤ちゃんに対しても、負担の大きいお座り姿勢になりやすいのです。
自由な運動を邪魔しているかも
さらに、バンボに座っている姿勢は一見非常に安定感があるように見えますが、
それは”運動が自由に出来ない状態”といえます。
赤ちゃんにとって、腰回りや胴体の動きは非常に重要です。なぜなら、赤ちゃんにとっては手足先などの細かい動きはまだ苦手なものであり、胴体を使ったダイナミックな動きの方が自然、かつ楽に行えるものだからです。

つまり、バンボによって胴体・腰回りの動きが制限されるということは、体の自由の大半を奪われている状態といえます。つまり、運動不足な状態です。
柔らかいビーズクッションに埋もれているところを想像してみましょう。大人にとっても、長時間になると体が動かせず窮屈に感じませんか?
赤ちゃんにとっても、同じことが起きている、それがバンボお座りです。
デメリットを理解して、使い方を考えよう
そうはいっても、ワンオペで離乳食をあげるにはバンボに座らせるしかない…、手が離せないときに放っておけない…
バンボを使うには色々な理由があると思います。
なので、「絶対にバンボを使ってはいけません!!!」ということではなく
デメリットを理解した上で、どう使うか?を考えよう、と提案します。
時間や使うタイミングを調整しよう
まずは長時間使わないこと、というのが大原則です。
「長時間ってどれくらい?」と気になるかと思いますが、これは赤ちゃんによって異なります。
・体が左右や前に崩れる
・ぐずりだす
・いつもに比べておとなしくなる(泣くわけではない)
などの赤ちゃんの疲労のサインが出たら降ろしてあげたほうが良いでしょう。
また、使用時間に関わらず用事が済んだら降ろすことをオススメします。
アレンジしよう
たとえば赤ちゃんとバンボの間にスキマがあるとき、そのスキマが原因で姿勢が崩れる可能性があります。
特に矢印で示している
①脇腹とバンボのあいだ
②お腹と股当てのあいだ
にスキマが出来ている場合は悪い姿勢になりやすいので、そこにタオルハンカチなどを詰めてみましょう。
姿勢の取りやすさが多少改善できると思います。
終わったら”Tummy Time”を取り入れよう
前述のように、バンボに座っている姿勢は背中や肩、首に負担が大きい姿勢です。
その分、バンボお座りの後はこれらの筋肉のケアをしてあげるとよいでしょう。
写真のように両足を持ち上げて胸につけることで、腰回りのストレッチをしたり
Tummy Time(うつぶせ遊び)を行うことで首や背中周りを動かすことができ、リラックスにつながります。
こちらのリンクも参考にしてください。

まとめ
バンボはワンオペ育児にの際にとっても役に立つアイテムです。
しっかりとそのデメリットを理解することで、使う時間や使う場面を赤ちゃんに合わせて調整したり
適切なケアをすることでデメリットを軽減することが出来ます。
色んなツールをうまく使いながら、子育てを楽しんでいきましょう!
疑問やお悩みがある際は、こちらからお気軽にどうぞ!