途上国にいったら価値観変わる、に騙されないために

海外事情

こんにちは、かなこ(@MinmachiBuho)です。

青年海外協力隊に参加し、その後は開発コンサルタントに…とここ数年は海外漬けの生活をしている私ですが、学生時代は「カンボジアの孤児院でボランティアしちゃうタイプのひと」がとっても苦手でした笑。

正直いって、今もその感情はあまり変わっていなく、「途上国の人たちを助けたい!」的なエネジーに満ちている人は苦手。

私の経験上ひとつ痛感しているのは、

 

途上国に行っても、価値観なんか変わらないよ!!

ということ。

 

途上国に行くのは大賛成です。ただ行くなら楽しんでほしい。
帰ってきてから「やっぱり日本は最高」という結論に至るのは悲しすぎる。

そこで、途上国へ挑戦する前に一度考えてみてほしいことがあります。

途上国でしか経験出来ないことなんてない

「途上国にいるかわいそうな人を助けたい!」

志は大変素敵だと思います。ただ、途上国=かわいそうなのか?

日本には同様の問題は存在しないのか?そんな風に一度振り返ってみてほしいです。

 

スラムは日本にはないけれど、路上生活者はいる。

難民はいないけれど、災害時に避難生活を強いられているひとはいる。

ご飯が食べられなくて急性栄養失調、腹水が溜まってしまう子はいないけれど、スナックパンばかり食べるしかない子どもはいる。

 

ちゃんと目を凝らせば、程度は違って見づらくはあれど、似たような問題は日本にも転がっています。

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大切なのは広さよりも”深さ”

果てしない地平線を追っていっても、大事なものは見えないまま。

 

私が途上国生活で学んだことの一つに

普通・当たり前という考え方を捨てる

というものがあります。

 

海外、特に途上国で暮らしていると「なんじゃそりゃぁぁあああああ!!!!」と卒倒したくなるような出来事がしょっちゅう起きますが、それにイチイチ怒っていたり「普通は~するのが当たり前で~」とか言ってても始まらないしそもそも終わっちゃうから。

アポをいつも通りドタキャンされたりしたとき、私がプリプリ「グアテマラ人は本当に~だから」なんて言ってしまうと、いつも同僚にこう怒られていました。

カナコはグアテマラ人は~っていうけど、そうやって一括りにするのやめてよ!グアテマラ人じゃなくて、その人がそうだったんでしょ!

いやはやその通り。

文化が違う、環境が違う、考え方が違う。

国が違えば確かにその差は大きくなるかもしれない。

 

だけど本当は、同じ土地で育っていたって、家族だって、同じ言葉を使っていたって、

「本当は違う」ことはたくさんある。

 

大切なのは、「違いがあること」を認識出来るかどうか。

それさえ出来れば、他人と自分の「違い」を見つめ、価値観のすり合わせが出来れば、
たとえ途上国にいかないでも、今の環境のままでも学べることはたくさんあるハズです。

それでも途上国を知ってほしい

と、ここまでボコボコに途上国嗜好を叩いてきましたが、私は途上国ライフが大好きですし、皆さんにも是非行ってほしいと思っています。笑

というのも、

育って浸ってきた文化や時間の流れから離れた場所に身を置くことは、今までの自分の考え方や生き方を振り返るためにとっても重要な時間だったなぁと感じるから。

 

それは「価値観を変える」時間ではなく「見つめなおして」「深める」時間。

自分の小ささや能力のなさばかり見えて、絶望するかもしれませんが、

 

絶望したっていいじゃない!人間だもの。

 

ゆっくり流れる時間や、空の色の違いをぜひ楽しんでください。

価値観なんて、無理に変える必要がないんだから。

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