こんにちわ、かなこ(@MinmachiBuho)です。
実は水面下でイギリス大学院入学準備を進めておりまして…
この度、無事に志望校よりofferを頂くことが出来ましたー!!!!(条件付きですが…)

っていうか「障害学」って聞いたことあります?
めっちゃマイナーですよね…
障害学とは…
障害や障害者を社会・文化の視点から考え直し、従来の医療、リハビリテーション、社会福祉、特殊教育といった「枠」から障害・障害者を解放する試み
とされています。うーん、難しい。
参考書籍(おそらく日本で障害学といえばこの本!恥かしながら…まだ読んでません。一緒に勉強しましょ)
障害学専攻は大きくわけて2つ
①特別支援教育や、限定した疾患・障害に対しての教育方法を学ぶ過程
②”障害”そのものに着目して、関連する社会課題解決のための研究方法や、政策について学ぶ過程
私はあくまで
「障害を生んでいる社会というシステム」を対象にしたいため、②の学校を選びました。
まぁ、これが少ないのよ…
日本だと「障害」でまとめられちゃうけど
英米では・Impairment(機能障害/個人の障害)
・Disability(社会の障害)とわけられている。
日本古来のリハビリテーションは「医療モデル」と言われていて前者が対象。
個人の問題を治せばみんなハッピーという考え方。 pic.twitter.com/qxBExXXr7A— なかむらかなこ@子育てで世界を明るくするよ (@MinmachiBuho) October 21, 2018
プログラムを見ていこう
具体的な授業は行ってからのお楽しみですが、発表されているモジュールから内容を想像してみましょう笑
障害にかかわる課題を追及する研究手法
・量的研究手法(Quantitative Research Methods)
・質的研究手法(Qualitative Research Methods)
・社会政策分析
などです。
「障害者はこんなに大変なんだー!!」と声を上げることは大切ですが、政策や制度に反映させるためには”数”や”データ”を示す必要があります。
特にBristol大学は、”障害当事者”とともに研究を行う手法を重視しているようです。
政策を分析し、障害者を取り巻く現状を示す”データ”と照らし合わせることで、
より多様なバックグラウンド、機能障害を有する人たちに対応するコミュニティが形成できるようになります。
障害者運動の歴史
・人権と障害者
・世界的コンテクストから見た障害者の人権
など、メインのトピックとして挙げられています。
障害者の人権はどのような歴史とともに確立されてきたのか?過去にどのような失敗があったのか?
国連が定めた「障害者権利条約」に至るまでの経緯を学ぶことで、
障害者を取り巻く人権問題の”これから”が見えるようになっていきます。
開発途上国における障害者
・障害と開発
・貧困とソーシャルエクスクルージョン(社会的排除)
など。
SDGsの目標は”誰も取り残さない”開発です。もちろん”誰も”の中には障害者が含まれています。
経済発達や保健サービスへのアクセスなどを考える際に、「障害者も当然含まれる=障害の主流化」という概念をポリシーメーカーが理解している必要があります。
けど、障害のことって開発ワーカーのひとでもよくわかってなかったりする…そこで、「障害学」を学び研究が出来る人たちのニーズが今高まっています。
まとめ
なんとなくイメージが持てましたか?

知った風に解説してるけど、実際行ったら全然違う可能性もあるよ
そのときはごめんなさい笑
日本ではとってもマイナーなこの「障害学」。
留学中に勉学に負けずに、少しでも皆さんにこの学問について知ってもらうため、発信を続けていきたいと思います!