こんにちわ、かなこ(@MinmachiBuho)です。
寝返りが出来るようになるころ…ついに赤ちゃんは「寝んね期」の出口に差し掛かります。
そう
お座りが出来るようになるんです!!わー!
今まで寝転がってばっかりだった赤ちゃんが自分でお座りできるようになる、
感慨深いし何よりお座り姿可愛いですよね!
お座りが完成するのは8カ月前後とされていますが、赤ちゃんによって個人差が大きいです。
平均より遅くなると心配になるのが親心ですが、不安になる前に「どうやってお座りが出来るようになるのか?」を一緒に学んでいきましょう。

実はお座りが出来るようになるまでには、いくつかステップがあるんだよ
お座り完成までの3ステップ
お座りは実は…ある日急に出来るようにはならないんです!!!
と、当たり前のことを改めていいましたが、これには理由があります。
お座りが完成するまでには
- 反射
- バランス
- 筋力
- 持久力
といった色々な要素が必要になります。
前に手がつける:5~6カ月
まず、不安定ながらも座れる、という段階です。
この時期には、身体の正面で手をついてバランスをとることが出来ます。
座らせると大人しくお座り姿勢をキープすることは出来ますが、バランスが崩れることに気が付かなかったり、身体を立て直すことが出来ないため、横や後ろにバランスを崩すと一気に倒れこんでしまいます。
これがお座りの第一段階です。
ひっくり返り方はこんな感じ↓
転がりかたも可愛いですね。笑
この時期は勢いよく頭ゴッチンするので、遊ぶときは少し柔らかいマットの上にするなど配慮すると良いです。
横に手がつける:7カ月前後
(参考動画)
お座りの2段階目は、横にバランスを崩した際に自分で立て直せる状態のことをいいます。
腕や体幹を使って、姿勢が崩れないようにバランスを調整することが可能になってくるんですね。
この時期には、お座りの状態からうつぶせに姿勢が変えられるようになる子も出てきます。
持久力もアップしてきたり、バランスを保ちながら自分から離れたおもちゃに手が伸ばせるようになってくるため
お座りで一人でも遊べるようになってきます。
後ろに手がつける:8カ月前後
(参考動画)
お座り最終段階、この時期なると
体幹や下半身でバランスをとる能力や筋力がつくため、
身体をねじって後ろを振り返ったり、手を伸ばしたりすることが出来るようになります。
足もあぐらや左右横座りなど自由に姿勢を入れ替えられるようになり、
うつぶせとお座りを自由に行き来できるようになります。
この頃には、ずり這いやハイハイも出来る子が多く非常に活動的になります。
ポイントは”保護伸展反応”!?
はい、聞きなれない言葉が出てきました。
簡単に説明すると
倒れていることを身体の感覚で認識し、脳が「倒れないぞ!」と腕や身体を動かす反応
です。
やっぱりわかりづらいですね。
これが保護伸展反応をチェックする検査の様子です。
この反応がしっかり出てくるようになると、動画のようにバランスを崩した場合にも自然と手をついて転倒を防げるようになります。
お座り完成が遅くて心配…というお子さんでも、倒れそうになったときに手がこのように動く反応が見られ、短時間であれば一人でお座りできる、ということならば
あとは持久力やバランスの問題と言えるでしょう。
お座りグッズを多用しないで
首が座ると、お座りの練習のためにお座りグッズを購入する方がいます。
今まで読んできた方ならお分かりかと思いますが、早く座れるようになるかどうかよりも
お座り獲得までの「順序」が重要です!

こちらの記事にもまとめていますが、バンボなどのお座りグッズは赤ちゃんの発達に沿わずに「お座りさせる」ものです。
体幹や下半身を使ってのバランス能力も身に付きませんし、腕で転ばないように支える反応も引き出すことが出来ません。
ワンオペ上必要、目を離さなくちゃいけないから少しだけ…という目的以外であれば、発達的には良いものとはいいがたいです。残念ながら。。。
お座りバランス力をアップする遊びかたを紹介☆
お座りをたくさんさせる=お座りが上手になる
とも言い切れません。
例えば、うつぶせ遊びをたくさんすることによりアップする体幹や腕のちからもお座りにはとっても重要です。

電車ごっこで遊ぼう
写真のように足の上に赤ちゃんを座らせ、左右にゆっくり傾けていきます。
この子はもうお座りできる子なのでだいぶ傾けてますが笑
お座り初めの子は軽く傾ける程度でOKです。
電車のように少し上下に揺らしながら「ガタンゴトーンガタンゴトーン」と声に合わせて左右にバランスをとるように促します。
赤ちゃんが疲れてバランスをとろうとしなくなってきたら休憩するようにしましょう(^O^)
傾く感覚が楽しく喜ぶ子がとても多いです!

写真のように大人も一緒に傾くようにすると、くびれ対策にもなります笑
まとめ
お座りの完成までのステップ、バランスをとるための大事な反応、遊びかたポイントについてまとめました。
お座りが上手になってくると、赤ちゃんは世界がぐっと広がり、両手を上手につかって遊ぶ機会も多くなります。
まさに、赤ちゃんから「小さい子ども」への変換期とも言えますね。
下手っぴなお座り初期も楽しみながら、一緒にたくさん遊んでみてください(^^)
※上記の月齢は目安です。ゆっくりでも、段階を追って出来るようになっていることが大切!
お子さんの発達等で疑問質問がある際はこちらからドウゾ!!