こんにちわ、かなこ(@MinamchiBuho)です。
私は「赤ちゃん・子ども」「人の姿勢」を観察するのが大好物なんですが(あやしい)
道行く赤ちゃんや子どもたちが「大変だ…」と思うような姿勢をしていることがあります。
それは特に、ベビーカーに乗車しているとき!!
【😎ベビーカーでの赤ちゃん姿勢、大丈夫?悪い例編😎】
・お尻がずりおちている
・股関節が左右に大きく開いている
・股ベルトが強く食い込んでいる
・ずり落ちた結果アゴが強く引けている
・左右に崩れやすい#ベビーカー #ポジショニング pic.twitter.com/IDEXcrR3Kv— なかむらかなこ@子育てで世界を明るくするよ (@MinmachiBuho) 2018年12月15日
例えばこんな感じですね。
周りの赤ちゃんやお子さんにこんな姿勢でベビーカーに座っている子はいませんか?
悪い姿勢を長時間続けることは、赤ちゃんの発達にとって非常に不利なことです。
大人と違い痛みを訴えることはあまりないかもしれませんが、筋肉の成長を遅らせたり、弱くさせるリスクが隠れています。
ベビーカーにはA型やB型、駆動の良さや折り畳み式かどうか…選ぶポイントがたくさんありますね。
一方残念ながら、どのタイプのベビーカーにもあまり「赤ちゃんの姿勢を良くするための機能」は備わっていないことがほとんどです。
そこで今日は
- 発達別ベビーカー上での良い姿勢の目安
- 良い姿勢にするためのサポートの仕方
について解説していきたいと思います。
寝んね期:A型タイプのベビーカーでの姿勢ポイント
首座り、腰座り前の赤ちゃんに主に使われるタイプのベビーカーですね。こちらのベビーカーでは深くリクライニングが出来るため、低月齢の赤ちゃんでも安心して使うことが出来ます。
首座り後はリクライニングを上げてOK 大事なのは〇〇!
【😎ベビーカーでの赤ちゃんの姿勢、大丈夫?😎】
・腰がしっかりすわるまではリクライニングは45度くらい
・股関節は90度になるくらいしっかり曲がるのが理想!
ずり落ちちゃうときは丸めたタオルなどを座面の下にいれるのもOK🐣#ベビーカー #ポジショニング pic.twitter.com/ESjwHzOEFa— なかむらかなこ@子育てで世界を明るくするよ (@MinmachiBuho) 2018年12月15日
首座り前の新生児期、低月齢の赤ちゃんはほとんどフラットな状態で過ごすため、姿勢が崩れる心配はほとんどありません。
一方首が座り、周りに興味が出てくるようになってくる頃にはリクライニングを上げてOKです。
腰が据わりお座りが安定するようになるまでは基本的にはMAX45度程度を目安にしましょう。それ以上角度を上げてしまうと、赤ちゃんが前方につんのめったり、左右に倒れたりする可能性があります。
このようにリクライニング角度を上げていくときに重要になるのが実は
股関節の角度
です。意外でしたか?
股関節の角度が小さいほど、下にずり落ちやすく冒頭のイラストのようになってしまいがちです。
ベビーカーのタイプによってはどうしても股関節の角度が小さくなりやすい場合もあります。
そのような時は、丸めたタオルやお米などを詰めた布袋を座面の下にいれこむのもアリです!
お座り・たっち期以降:B型タイプのベビーカーでの姿勢ポイント
腰がすわり、お座りが安定してから以降はB型タイプを使用されるかたも多いのではないでしょうか。
この時期からは赤ちゃんが非常に活発になってきますので、基本的に体は起こした状態で座らせますよね。
体のサイズも大きくなってくる分、姿勢が崩れやすくなってきます。
座面がまっすぐだと不快!?
【😎ベビーカーでの赤ちゃんの姿勢、大丈夫?乳児編😎】
・腰がすわったらリクライニングは起こしてOK、15度くらいまで
・股関節は90度くらいまでしっかり曲げて、ずり落ちも予防
・腰のうしろにサポートがあると姿勢が安定#ベビーカー #ポジショニング pic.twitter.com/FAIOFXZz4m— なかむらかなこ@子育てで世界を明るくするよ (@MinmachiBuho) 2018年12月15日
基本的には「座面が水平なのは座りにくい」という前提があります。

えっ、でも私たちが座っている椅子もみんな座面はまっすぐ水平だし
それが普通なんじゃないの?

では私たちが普段どうやって椅子に座っているか想像してみましょう
PC用のキャスター椅子など、寄りかかると後ろに少し倒れるタイプの椅子が近くにありますか?一番深く腰掛けて、背中をぴったり背もたれにくっつけながら寄りかかってみましょう。
…おしり前にずらしたくなりません?
赤ちゃんや子どもたちにも同様のことが起きています。さらに彼らはずり落ちないように腰・股ベルトをしているので、食い込んでしまうんですね。大人だったら不快極まりない姿勢です。
ポイントは股関節と〇〇
このタイプのベビーカーでも重要なのはまず股関節です。
座面が少し後ろに倒れているようなものが理想ですが、そうでない場合は前述のようにタオルロールなどを座面の下に入れ込むことで対策も可能です。
そしてもう一つ大切なのが、「背中のサポート」です。
本来人間の背中はS字カーブになっています。そのため、理想的な椅子にはそれをサポートするようにクッションが入っていることがあります(時々電車や新幹線、長距離バスの座席がそうなっていますよね)。
ベビーカーには残念ながら私の知る限りそのようなサポートが背中に入っているものはほとんどないのが現状です(あったら教えてほしい!)。
せめて、背もたれが薄くたわみやすいタイプよりも、しっかりとクッションが入っているものを選ぶとよいでしょう。
B型を選ぶ際のポイントまとめ
あくまで「赤ちゃん・子どもの姿勢」という視点から考えると
・座面の奥行が広く、膝辺りまでしっかり太ももが収まるサイズである
・背もたれがしっかりしていて、たわみにくい
ものを選ぶと、長時間連続で座っている際には比較的ラクに、良い姿勢をとることが出来ます。
価格や重さなどと一緒に是非参考にしてみてください(^O^)/
まとめ
ベビーカーは現代子育ての中でもはや必須アイテムのひとつですよね。
一方、赤ちゃんの姿勢がベビーカーによって不良になっているという事実はあまり注目されていません。
「ベビーカーを使うなんて愛情が足りない!!!」という感情論で話すのではなく、メリットやデメリットをしっかり理解し、足りない部分は工夫して改善するなど、どうしたら良い方法で使えるか?を一緒に考えていきましょう。