こんにちわ、かなこ(@MinmachiBuho)です。
以前からコツコツ準備していたのですが、先日よりついに新しいメディアの公開を始めました。
その名もネウボラメディア「wakka」といいます。
このサイトやこれから行っていくサービスには、わたし自身結構な想いを込めています。
それは
どこにいても、いつでも、誰でも、子育てを独りで行わず相談出来る場所を持てるようにしたい
というものです。
今回は、wakkaを作るに至った経緯と、今後の展望について少しお話させて頂きたいと思います。

本当は10年居ないに出来たらいいなーくらいに思ってたのが、まさかの数か月でスタートラインに立つことが出来ました!奇跡。
途上国で気づいた、「ヒトは誰しも、不公平である」という事実。
以前の記事でも紹介していますが、私は青年海外協力隊として中米グアテマラで活動していました。

そこで気づいたのは、「人間は生まれた国、生活する町によって圧倒的にアクセスできる社会的リソースが異なる」ということ。
例えば住んでいるのが町の中心部であれば、特別支援学校に通うことができる。リハビリを受ける施設に、その帰り際に立ち寄ることが出来る。
では住んでいるのが中心部から数時間も離れた農村部だったら。そこには社会福祉的サービスはごくごく限られたものしか存在せず、交通費と時間をかけて教育や医療を受けるために遥か遠くの町へ向かう必要があります。
私は日本の東京という大都市に住んでいるため、こんな当たり前のことにも気づく機会がありませんでした。
と、同時に「これって日本でも同じでは?」ということにも、気が付かされることになります。
地方や過疎地域であるほど、日本だって医療や福祉サービスにアクセスできない。
かつ、当事者や保護者が積極的に公共機関に足を運ばない限り、適切なアドバイスや支援は受けられない。
それは日本であっても同じでした。
子育ての悩みに障害の有無は関係ない
上の記事にも書いていますが、私は子どもが大好き。
職業柄障害がある子や医ケアを要する子、出生時にトラブルを抱える子などに多く関わることが多かったものの、彼らを育てるにあたってご家族が抱える悩みは、何も特別なものばかりではありませんでした。
赤ちゃんの成長についてこういう所が気になるんだけど
抱っこの仕方、これでいいのかな
少子化が進む現代社会では、大半のご両親が初めてや二人目育児。どんな人でもちょっとした不安や悩みは尽きないのが現実です。
私は理学療法士として、「赤ちゃんの体の育ちのしくみ」を出来る限りわかりやすくご家族に説明していくことで子どもの成長を感じ、一緒に喜びを共有することが「家族になる」上で非常に重要と感じるようになりました。
障害や医ケアの有無は関係なく、どんな家族でも同じだと、そう考えています。
情報過多の今だからこそ、安心できる情報を
今は何でもネットで検索できる時代。
子育てというよくわからない、不慣れな、かつ大きな責任のあるものだからこそ、ネットでの検索漬けになっているご家族も多いのでは。
ネットで検索なんてしなくていい!愛情をかければOK!!
そんな風に言ったって、不安なものは不安だし、現代を生きる我々にとってわからないことがあったときにネットを活用することは呼吸をするように自然なこと。
だからこそ、私たち自身で「信頼できるサイト」を作りたかったんです。
【#wakka を作った理由】
ネットには「子育てライター」なる人が書いた記事が溢れている。中にはいたずらに不安を煽るようなものもたくさん。
〇〇はダメ、危険!!
「これって嘘ばっかりじゃん」っていう記事さえある。
だから、<完全医療監修>のサイトを作りました。https://t.co/jkh7mt2UiC— なかむらかなこ@子育てで世界を明るくするよ (@MinmachiBuho) December 23, 2018
「色々不安なこともあるけれど、このサイトを見れば解消できる」
そんな風な、色んな方の立ち寄り場になることを目指しています。
子育ての悩み、自信をもって相談にのりたいから。一人ではやりません
子育ての悩みの難しいところが、本来ならば専門分野がわかれるような「栄養」の話や「言葉の発達」の話などが、すべて複雑に絡み合っているところです。
私は「体の発達の専門家」として知識やスキルを磨いてきているため、離乳食の話はよくわかりません。
あなたも、ヨガの先生に「字がキレイになりたいんです」とは相談しませんよね?
ところが、子育ての話になると「なんでも相談できる完璧なヒト」が時々現れたりします。
これって、本当でしょうか?
私は、自分が自信をもって伝えられる情報を提供したい。
だからこそ、一人ではやりません。
wakkaのメンバーには、助産師・看護師、栄養士、作業療法士に理学療法士と、子育てを取り巻く様々な職種がいます。
それは、多職種がチームを組んで活動することで、「どんな悩みにも対応できる最強チーム」を作りたいからです。完璧なヒトを目指しません。少しずつ、賛同・信頼できる仲間を増やしていって、みんなで暖かいwakkaをつくり、多くの家族を支えたい。そう考えています。
どんなことも気軽に相談できる。そんなネウボラさんに
フィンランドでは、ネウボラは「ネウボラおばさん」として親しまれているそうです。
産前・産後だけでなく、子どもが大きくなってからも、地域の中で顔が見える切れ目のない関係を繋いでいく。そんな暖かい関係性が感じられる言葉ですよね。
子供の病気や授乳問題と違って
「体の発達」って、そんなに緊急性の高い問題じゃない。ちょっと心配だけどお医者さんに聞くほどでもないか…
そうやって後に回されがち。そんな情報だからこそ、ちゃんと知ることで子育てはグッとわかりやすく、楽しくなる。
そして私は今日もブログを書くのだ。
— なかむらかなこ@子育てで世界を明るくするよ (@MinmachiBuho) December 14, 2018
一方、子育てに関する話題ってなかなか相談出来る場所がないのが今の日本の現状。
お医者さんは忙しそうだしわざわざこんなことを聞くのもな…そんな遠慮の積み重ねが「孤独」を助長させているのかも。
私たちが作りたいのは、そんな小さな悩みを相談できる「ネットを介しているけれど顔の見えるあったかい関係」です。
少しずつ、ゆっくり子育てをする皆さんと繋がりを築いていきたい。その第一歩がこのwakkaのメディア。
- チャットやビデオ通話などを使ったオンライン相談サービスや
- 子育て家庭と専門職をつなぐオンラインサイトなど
場所や時間を飛び越えて、わざわざ聞くようなことでもないことを、気軽に聞けちゃう。
そんなおばさんを、チームのみんなで(男性もいますがあえておばさんで笑)目指していきたいと思います。
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