子どもの運動神経をよくするのは「習い事」じゃない!?親子で運動習慣を身に着けよう

こどもとスクスクLAB

こんにちは、かなこ(@MinmachiBuho)です。

 

子どもの体力低下がヤバい!!!という記事を以前紹介しました。

【子どもの高齢者化?!】子どもロコモの現状と対策
こんにちわ、かなこ(@MinmachiBuho)です。 ロコモティブシンドロームって聞いたことありますか? ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは…ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは...

 

子どものために、習い事をさせなくちゃ!

どのスポーツがいいんだろう???

とお悩みの大人の皆様、ちょっと待った!!

 

実は、子どもの運動神経(以下は運動能力と書きます)を良くするためには「習い事」は効果的じゃないということがわかってきているんです。

習い事をしただけでは「運動能力」は上がらない?!

 

子どもの体力低下(2極化)が深刻なのはわかったけど、

ウチはサッカーをお稽古で習わせているから大丈夫!

うちの子が通っている保育園では外部からコーチを呼んで

体操の時間を設けているから、安心ね!

と思われたそこのアナタ!!!

実は話はそんなに単純じゃないんです…

 

なかむら
かなこ

その理由を解説していくよ

「やらされる運動」の効果は意外と低い

例えば、保育所の中でいわゆる「運動遊び」を外部のコーチ等を呼んで行っている場合、子どもはどれくらいの時間”運動”を行っているでしょうか?

そりゃあ運動遊びの時間はめいっぱい運動しているでしょ!

実は、そうでもないんです。

集団での一斉運動遊びの場合

  • 先生(コーチ)の説明を聞く時間
  • 順番を待つ時間

が意外と大きなシェアを占めているんです。

さらに、自分から自発的に楽しむ ワケではなく、大人からやらされている運動の場合は、子どもたちの集中度合も低くなりがち。

図にあるように、一斉運動遊びのみを取り入れている場合の園児の運動能力は、運動指導の時間を一切取り入れず、自由遊びのみの園児よりも低いということがわかっています。

これは驚きの結果!!

各自の自由遊びの時間で運動量の確保、一斉の運動指導で多様な運動経験を補う、というバランス感が重要なんですね。

参考文献はコチラ

 

 

スポーツを練習しても”運動能力”は上がらない

といっても、子どもの将来を考えたら出来るだけ早いうちから特定のスポーツを習わせていた方がいいのでは?

確かに、有名なスポーツ選手の中には幼少期から練習を開始して…という方もいますね。

でも、こちらについても否定的な見解が色々示されています。

 

文部科学省は幼児期運動指針の中で、このように述べています。

幼児期は運動機能が急速に発達し、体の基本的な動きを身に付けやすい時期であることから(中略)、自発的に様々な遊びを体験し、幅広い動きを獲得できるようにする必要がある。幼児にとっての遊びは、特定のスポーツ(運動)のみを続けるよりも、動きの多様性があり、運動を調整する能力を身に付けやすくなる。幼児期には体を動かす遊びなどを通して多様な動きを十分経験しておくことが大切である。 (幼児期運動指針

 

また子どもの運動能力の発達ピラミッドにそって考えると、特定のスポーツを開始する時期は就学後が最も適切となっています。

参考文献はコチラ

 

特定のスポーツの練習をする、例えばボールを蹴るという動作は繰り返し繰り返し練習することによって上手くなります。スキルの獲得というものです。これは運動に対しての慣れや学習によって生じます。

しかし本来の運動能力(一般的に言えば運動神経)は、柔軟性やバランス、環境に合わせて動く能力(多くの球技などの団体競技では、メンバーの動きなど常に周囲の状況に合わせて対応しなければなりません)など幅広い要素によって構成されています。しかし、ある特定のスポーツのみを行っていても、スキルは上がれど運動能力自体は向上していきません。

 

小さな頃はいいですが、ティーンの選手になったときにケガが増えたり、伸び悩んだりする理由はコチラにあります。

子どもの運動能力に影響する意外なポイントは「大人」にあった

実は、子どもの運動能力には「親」や「保育者」など、身近な大人が運動に対してどのように感じているかが大きく影響していることがわかったんです。

 

日常的に運動している大人は自然と子どもを外に連れ出すことが出来ますし、

また運動能力が様々な子どもに対し、「運動を持続させ、かつ無理のない難易度」に調整してあげることが出来ます。

「運動に対して腰の軽い大人」が周囲にいることが、子どもの運動時間や運動能力に対して非常に良い影響を持っているんです。

参考文献は※1※2

 

子どもが運動神経を良くしたい!という方は習い事をさせる前に、自身の運動習慣を見返してからでも遅くないかも…

 

狭い部屋でも出来る!大人と子どもの体遊び

子どもの運動能力を高めるためのポイントが分かってきました。

では、おうちや狭い屋内ではどうやって遊ぶことが出来るでしょう?今回は2つほど屋内遊びを紹介します

 

①お膝のぼり

図のように大人の膝の上に乗っかった状態で、バランスを取ります。

上手に立てたら大人が膝の位置を上下させたり、前後に少し動いてみてもいいですね!

足の裏を中心にバランスをとる能力が鍛えられます。

 

トンネル体操

かがんだり、四つ這いで動いたり、その姿勢をキープすることによって体幹の力や股関節周りの柔軟性が鍛えられます。

大人と交代になってトンネルごっこをすることで飽きづらく、また色んな動きを経験することが出来るのでオススメです。

(電車好きの男の子を遊びに誘うのにもGOOD)