子どもの運動についてWHOのガイドラインを解説します!

こどもとスクスクLAB

こんにちは、かなこ(@MinmachiBuho)です。

 

お子さんの睡眠問題や、肥満の問題が昨今よく取り上げられますね。

そんななか、WHOより、「0~5歳の子どものための生活習慣(運動・ゲーム等・睡眠)にまつわるガイドライン」を公開しました!(2019年5月現在)

あなたのお子さん、もしかして”運動不足”ではないですか?

あくまで目安、ではありますが世界標準の基準を知っていることは、先の見えない育児の中でとても参考になるかと思います。

今回は、同ガイドラインの中でも特に「運動習慣」に焦点を当てて、内容を解説していきたいと思います。

赤ちゃん~子どもの運動習慣と発達・疾病との関係

同ガイドラインの策定にあたり、1,000程の論文や研究等の結果をまとめたシステマティックレビューを実施したようです。

その概要としては

  • 運動習慣は運動発達・認知的発達と関与している可能性がある
  • 骨や肥満などの健康状態にも影響
  • 現時点では最高の運動頻度・持続時間については断定できないが、長く運動するほど良いといえる

となっています。

運動習慣といった長期的に影響が出てくるものについては、なかなかその効果や悪影響を評価するのが難しく、また大人になるまでに様々な要素が絡み合ってくるため、コレが正解!というのはまだ言えない、というのが本音かもしれません。

少なくとも、身体や認知機能に運動習慣が好影響を与える可能性は既に示唆されている一方、身体を動かす遊びを習慣的に行うことによるデメリットはほとんど報告されていません。

無理のない範囲で、目安を基準に身体遊びを取り入れていくのがベターといえます。

 

年代別運動ガイドライン

では次に、年代別に「具体的のどの程度の時間、どのくらいの強度の運動をすれば良いのか?」についてまとめていきます。

0歳児の場合

ポイント

  1. 床遊びを1日30分以上
  2. うつぶせ遊びを積極的に
  3. ベビーカー等の”固定するお座り補助具”には連続1時間を目安に

 

0歳児にも運動が必要!?答えはノーであり、イエスです。

イメージするような運動ではなく、「床でたくさん遊ぶこと」が推奨されています。

特に低月齢であっても、うつぶせ遊び(Tummy Time)を含んだ身体遊びを計30分/日、数回にわけて行うことなどが目安です。その際には、お子さんがしっかり起きている時を狙って行うのがポイントです。

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うつぶせ遊びを多く取り入れることにより、斜頸のリスクを軽減したり、運動機能の向上が見込まれたりと、良い事づくめです。

また、ベビーカーやバウンサーなどの”固定するお座り補助具”には連続1時間以上乗せ続けないことも推奨されています。こちらは状況によってはやむなし、だと思いますので、座らせる必要のない時間には無理に座らせ続けないこと、固定するお座りが長時間続いたあとには自由に床で遊ぶ時間を取る、などといった工夫をしていくと良いでしょう。

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1~2歳児の場合

1歳児、2歳児のお子さんには体を動かす時間を一日計180分行うことが推奨されています。

これ、結構以外じゃないですか?例えばよちよち期のお子さんであれば床での遊び・あんよ・親子での身体遊び・遊具での遊び…等もろもろ合わせて3時間。

床での一人遊びの時間を使ったり、大人が関われる時間にはガッツリ一緒に遊んだり、保育施設などの機能を組み合わせながら、遊び時間を確保していく必要がありそうです。

また、0歳児と同じくベビーカー等には連続1時間以上乗り続けないことが推奨されています。

3~4歳児の場合

3歳児以上になると身体を使う3時間のうち、1時間はしっかりと運動することが推奨されています。

さらに、自由に活動的に遊ぶことの方が、組織化された運動(習いごとのスポーツなど)よりも効果的だとされています。

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この時期になると、保育所などで同世代の子どもたちと遊ぶようになってくるので、意外と簡単に達成できるかもしれませんが、梅雨の時期や風邪が流行っていて外遊びが制限される時期などは運動不足に注意が必要そうです。

 

運動・睡眠・ゲームなど…それぞれの影響は?

同ガイドラインでは、身体を使って遊ぶこと、ゲームやスマホなどスクリーンを見て過ごす時間、睡眠の3要素はおそらく影響しあっていると説明されています。

その影響度合いはまだ解明されていませんが、運動不足になるとエネルギーがあまってしまい、夜にうまく寝付けなくなったり、スマホ動画の見過ぎで運動の機会が制限されたり…考えれば確実に影響しあっていそうですよね。

もしお子さんの睡眠が不規則で…!という場合には、上記の運動時間の目安と、現在のお子さんの生活習慣を見比べてみるのもいいかもしれません。

小さい頃から子どもたちの生活習慣を周囲の大人みんなでしっかりと考えていきたいですね。